1-2.流通量
流通量は購入した商品をいかに早く売却できるかということに影響を与えます。すなわち、流通量が多い商品はそれだけ、市場で早く売れるため、商品を素早く現金化することが可能となるのです。
たとえ、利益率が高い商品であったとしても、1ヶ月売れなければその分だけ資金が固まり、機会損失となるわけです。
下の事例では商品1個を仕入れて売却した場合、商品Cは売却まで5日掛かりますが、商品Dは売却まで1日のため、商品Cと比べてより多く資金が回転します。
【事例】
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売却価格 |
仕入価格 |
売却までの期間 |
商品C |
1,000,000isk |
500,000isk |
5日 |
商品D |
1,000,000isk |
500,000isk |
1日 |
ログイン時間の兼ね合いもあるため、それほど単純な話ではないのですが、仕入れに1日要するとするモデルでは、1日目に商品Cと商品Dを1個ずつ持っているとすると、5日で以下のように資金は増えます。
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最終資金 |
過程 |
商品C
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1,000,000isk
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5日目:商品1個売却して資金流入1,000,000isk |
商品D |
4,000,000isk |
1日目:商品1個売却して資金流入1,000,000isk
2日目:商品2個購入
3日目:商品2個売却して資金流入2,000,000isk
4日目:商品4個購入
5日目:商品4個売却して資金流入4,000,000isk
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1-3.商品体積
商品体積は購入した商品を如何に効率よく仕入市場から売却市場へ運ぶかということに影響を与えます。EVEでは、幸いなことにリアルと違って運送コストが発生しませんが、その代わり実時間での運搬時間を要します。カーゴ容量を増やせばいいという意見もありますが、同一垢のサブキャラ2名による交易を前提とする場合はFG艦での運搬となるため、商品体積は重要です。
カーゴ容量の小さいFG艦に体積の大きい商品を載せると、すぐにカーゴが埋まってしまい、仕入市場と売却市場を何度も往復することになり換金に時間を要するため、資金の回転が止まる恐れがあります。
したがって、商品体積についてはキャラクタースキルに依存して検討することになります。
なお、Jitaなどの特定のSystemで仕入と売却の両方を行う場合には、商品体積は気にする必要がありません。ただし、この場合には、特定Systemの価格変動に縛られるため、商品が長期死蔵する恐れがあります。このため、資金余剰が豊富でないと資金が枯渇する危険があります。
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