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交易振興基金 ”Trade Support Fund of Japan”

CCPの運営するEVE ONLINE内に設立された交易振興基金の広報用ページでしたが、
現在の更新内容は交易とはあまり関係がなくなっております。

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2024/04/20(Sat)10:56

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交易について考えていたこと(5)

2008/01/18(Fri)20:48

2-2.取引開始
取引しようと考えた商品が売却市場で幾らで売れているのか調べます。仕入市場の平均取引価格と売却市場の平均取引価格を比べて、目標の利益率を超えている商品があればとりあえず、Buy Orderをかけます。初めは火傷しないように総額10Milくらいが良いかもしれません。
Buy Orderで設定できる事項は、価格[Bid Price]、個数[Quantity]、期間[Duration]、範囲[Range]です。価格は、Buy Orderの最高価格を少し上回るくらいにします。私は、0.01iskも無駄にしたくなかったため、既存Buy Orderの0.01isk上に設定していました。期間は3ヶ月。範囲は5~10Jくらいに設定しておくのが良いと思います。離れすぎると商品を取りに行く手間が増えて、その分だけ時間が掛かります。ということで、いつでも撤退できるように 5~10Jくらいが適当だと思います。また、範囲を広げすぎると、LowSecで仕入が行われる恐れもあるため、気をつけてください。(「EVE Wiki」のサイドバーにある[TOOLS]の「2D EVE Maps」を見れば範囲の設定に役立つと思います。)

商品を仕入れたら、売却市場に輸送します。この際に、ある程度まとまった商品を抱えないと運搬の手間が掛かるだけですので、資金残高と相談しながら判断してください。つまり、仕入のための資金が無くなると、せっかくBuyOrderを入れたくても、入れられないという状況になります。このため、仕入資金が底をつかないように売却しなければなりません。
売却市場ではSell Orderで売却を行います。このときの価格は、Sell Orderの最低価格を少し下回る分だけに設定します。(Buy Orderと同じです。)

【ひとこと】
価格調査の際には、エクセルなどの表計算ソフトを使うことをお薦めします。手書きのメモでは面倒ですし、過去の履歴も残せるためです。エクセルが無いという方は、Google Docや、StarSuiteといった無料ソフトを利用するのが良いと思います。


2-3.価格修正
複数の競争相手が存在する市場では、頻繁に価格の修正が行われています。酷い場合には、自分が最高値でBuy Orderを設定した数十秒後に自分のOrderに0.01iskを上乗せした価格で他の競争相手がBuy Orderを入れてきます。
このように、場合によっては価格修正はかなり疲れる作業です。
どうしても価格競争で負けてしまう相手であれば、試しに1個Sellして、購入者の名前を割り出し、Buddy Listに登録してログインとログオフのタイミングを見てOrderを入れるのが良いかもしれません。

【ひとこと】
価格の修正作業は競争相手の反応でこちらの対応も変わるため、対応の立て方が難しいと思います。
私の場合、サブキャラで交易を行っていたため、競争相手が日本人か外国人かを見定めて対応を変えていました。
日本人の場合:活動時間が同じため、無意味な競争は避け、当日の初ログイン時、寝る前、通勤通学前に修正を行う。
外国人の場合:活動時間が違うため、朝から夕方は外国人に譲り、夕方から朝までを最高値でOrderする。

【おまけ】
Orderシステムでは、同一価格でも期間[Duration]が短い方がOrderリストの上位に来るため、0.01iskも惜しいという方は、競争相手より短い期間設定で市場参入すれば、同一価格でも優位に立てます。
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No.11|交易いろいろComment(0)Trackback()

交易について考えていたこと(4)

2008/01/17(Thu)13:51

2.交易開始・・・田舎で買って都会で売るパターン
とりあえず、難しいことは考えず交易を始めてみます。交易を行う場合、仕入市場と売却市場の選び方もいろいろありますが、まずは一番簡単だと考えられる、田舎で買って都会で売るパターンを行ってみます。
メインキャラ以外の成長させないサブキャラを2体用意します。このときサブキャラは、税率を低減させる、Market Orderをなるべく多くする、という目的で作ってください。(詳細はこちら)
このキャラを、売却市場と仕入市場に配置します。この配置は難しいと思いますので、売却市場はJita、仕入市場は田舎だと考えられるRegionの、比較的人が多いSystemに適当に配置し、様子を見ながら変えていくことになると思います。(あまり人が多すぎると、他の買い付け商人とバッティングするため注意してください。)


2-1.市場選び
仕入市場を眺めて、マーケットの取引本数を調べます。[Market]を開いて、[Details]タブの中の[Price History]タブを選ぶと、日々の取引集計が出ますが、そこのVolumeと書かれたラインが1日の取引数量です。
価格が安いもの、人気があるものほど取引件数が多く、価格が高いもの、人気が無いものほど取引件数が少ないのが普通ですが、これはRegionによって変わるため、一概には言えません。
数十万iskを超えるものが、100本以上取引されていれば、比較的流通しているのではないでしょうか。

No.10|交易いろいろComment(0)Trackback()

交易について考えていたこと(3)

2008/01/11(Fri)01:23

1-4.リスク(価格変動リスク)
1-1~1-3では、資金効率について述べましたが、リスクも重要な要素です。EVEの商品市場もリアルの市場と同様に価格変動を確実に予想することは困難です。新艦や新Mod、新世界の導入といったCCPによる介入で急激な価格変動が生じることもありますし、戦争の発生やプレイヤーの増加といった自然な外部環境の変化によっても緩やかな価格変動が生じます。
CCPによる介入は、事前の予告(テストサーバー)があるため、ある程度は予想することが可能であり、これをビジネスチャンスとすることも出来ますが、このようなビジネスチャンスは一過性のものに過ぎず、長期安定的な資金運用を目指すのであれば、これに一喜一憂するのもどうかと思います。このため、私自身は以下のようにしてリスクを回避していました。
(リスク自体も扱う商品で変わり、リスク回避の方法も様々あると思いますので、いろいろ検討してください。)

CCPによる介入:追加の商品仕入を止めて、在庫の売却を急ぐ
自然な価格変動:利益率を大きく取ることで、緩やかな変動に対応する(私は20~30%の利益率設定で資金運用していました)


1-5.Trade商品による交易
交易人の方の中には、Trade商品で多くの利益を上げる方もいます。やりかたによっては、かなり効率的に利益が出ますが、この方法は私自身が試したことは無いため、ここでの記載は行いません。

No.9|交易いろいろComment(0)Trackback()

交易について考えていたこと(2)

2008/01/09(Wed)00:35

1-2.流通量
流通量は購入した商品をいかに早く売却できるかということに影響を与えます。すなわち、流通量が多い商品はそれだけ、市場で早く売れるため、商品を素早く現金化することが可能となるのです。
たとえ、利益率が高い商品であったとしても、1ヶ月売れなければその分だけ資金が固まり、機会損失となるわけです。
下の事例では商品1個を仕入れて売却した場合、商品Cは売却まで5日掛かりますが、商品Dは売却まで1日のため、商品Cと比べてより多く資金が回転します。

【事例】
  売却価格 仕入価格 売却までの期間
商品C 1,000,000isk   500,000isk 5日
商品D 1,000,000isk   500,000isk 1日


ログイン時間の兼ね合いもあるため、それほど単純な話ではないのですが、仕入れに1日要するとするモデルでは、1日目に商品Cと商品Dを1個ずつ持っているとすると、5日で以下のように資金は増えます。
   最終資金 過程
商品C
1,000,000isk
 5日目:商品1個売却して資金流入1,000,000isk
商品D 4,000,000isk  1日目:商品1個売却して資金流入1,000,000isk
 2日目:商品2個購入
 3日目:商品2個売却して資金流入2,000,000isk
 4日目:商品4個購入
 5日目:商品4個売却して資金流入4,000,000isk


1-3.商品体積
商品体積は購入した商品を如何に効率よく仕入市場から売却市場へ運ぶかということに影響を与えます。EVEでは、幸いなことにリアルと違って運送コストが発生しませんが、その代わり実時間での運搬時間を要します。カーゴ容量を増やせばいいという意見もありますが、同一垢のサブキャラ2名による交易を前提とする場合はFG艦での運搬となるため、商品体積は重要です。
カーゴ容量の小さいFG艦に体積の大きい商品を載せると、すぐにカーゴが埋まってしまい、仕入市場と売却市場を何度も往復することになり換金に時間を要するため、資金の回転が止まる恐れがあります。
したがって、商品体積についてはキャラクタースキルに依存して検討することになります。
なお、Jitaなどの特定のSystemで仕入と売却の両方を行う場合には、商品体積は気にする必要がありません。ただし、この場合には、特定Systemの価格変動に縛られるため、商品が長期死蔵する恐れがあります。このため、資金余剰が豊富でないと資金が枯渇する危険があります。

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交易について考えていたこと(1)

2008/01/07(Mon)21:55

当初の予想通り資金需要が無く、開店から休業状態のため、更新を止めることにしましたが、更新を止めるにあたり、私がどんなことを考えて交易を行っていたかを書いてみたいと思います。
私はAltを使って片手間で交易を行っており、交易について深く検討してないため、あまり参考にならないかもしれませんが、交易を始めてみようかと思う方の一助になれば幸いです。
留意事項ですが、私は経営学等の専門家ではないため、用語等の間違いがあるかもしれません。
また、私が書く内容は商売の基本事項ですので、いろいろ試してみてください。ほんとに美味しい話は、誰も教えてくれません。


1.商品選び
あくまでも私見ですが、交易にとって重要なのは資金効率とリスクだと考えています。このため、私は資金効率を高めることを重視して交易を行いました。
資金効率を高めるためには利益率と効率的な資金繰りが必要になります。
効率的な資金繰りという概念は、資金残高によって変わると思いますが、私が交易を始めた時には交易に使える資金は100Mil程度でしたので、「効率的な資金繰り」=「換金効率の良さ」でした。これは、資金が豊富で無い場合には、購入した商品をいかに早く現金化して、次の商品購入の資金とするかが重要になるからです。
そして、換金効率を高めるためには流通量が多いことと、Altでの交易を前提としているため、商品体積が小さいということが重要になります。ただし、本キャラで交易を行う方は運搬船の収容量が任意に選べるため、商品体積はそれ程重要で無いかもしれません。

1-1.利益率
利益を増やすためには、売却市場が仕入市場の価格より大きければ大きいほど良いということは明快ですが、このとき気をつけるべきは、価格差ではなく、利益率を重視しなければならないということです。
下の事例では商品1個を仕入れて売却した場合、商品Aは9,000,000isk/個、商品Bは110,000isk/個となり、1個当たりの利ザヤは商品 Aが大きくなり、一見すると商品Aの方が有利かと思われます。しかし、商品Bを100個仕入れて売却した場合、1Mil当たりの利益は商品Aが 9,000,000isk/Mil、商品Bが11,000,000isk/Milとなり、商品Bの方が資金効率が良くなるというわけです。

このため、商品を選ぶ場合には、利益率を重視する必要があります。

【事例】
  売却価格 仕入価格 @利益
 商品A 
10,000,000isk  1,000,000isk  9,000,000isk
 商品B 
120,000isk 10,000isk 110,000isk

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